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佐久間マリのオリジナル小説ブログ 18才未満の方の閲覧はご遠慮ください

   
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エブリデイ キス!(12)
(12)

「うわ……ここ、もうこんなになってるよ」
 長いキスがようやく離れて、宗久が私の足の間にすっと触れきたから思わずびくんとしちゃった。自分でも驚くくらい濡れてる。
「まだキスしかしてないのに?」
 宗久が言う通り、まだキスだけでどこにも触れられてない。
「だって……宗久が……」
「俺がなに?」
 焦らすみたいに頑なに身体を触ってくれないから、余計にむずむずしちゃって。でもそんなこと言えなくて、宗久の首に腕を巻きつけるようにして今度は自分からキスをする。そうしたらまた宗久はさっきみたいな、ゆっくり丁寧なキスを返してくる。大切にされてる感じだけど、今の私には意地悪にしか思えない。さすがに限界。
「や、もう……」
「もう?」
「言わせないで」
「言わせたいの」
 やっぱりわかっててやってたんだ。だったら、私も。
「絶対言わない」
「意地っ張りだなー」
 宗久はふっと笑って、
「身体、触ってほしい?」
 やさしい顔で言うから、小さい声でうんと頷いた。宗久が折れてくれたんだし、私も大人にならなきゃね。なんて、本当は触ってほしくて仕方ないの。
「……ね、早く」
 なかなか手が伸びてこないからついに言っちゃった。恥ずかしいけど、もう待てない。
「早く?」
「早く、触って」
 宗久が片方の胸に触るのと同時に、もう片方の胸先を口に含んで、舌で転がす。たまにちゅっと頂全体に吸い付く。
「んんっ」
「おっぱい、好きだよね。気持ちいいの?」
「……はあ、んっ」
「もー、エロい子だね、桃ちゃん」
 そんなふうに言わないで欲しいし、そんなことを宗久に言われたくないけど、言い返す余裕もない。
「あは……ん」
 快感に身を捩る私の反応に宗久は満足したように、乳首を口に含みながら、そこでふふっと笑うから感じちゃう。
「桃子、感じやすいよね」
 そうなのかな。そんなのわかんないけど、気持ちいいんだもん。誰と比べてそんなこと言うの。そんな文句も宗久の愛撫の前に愚かにも恍惚の泡となって消えていく。そういえば、快楽には素直な方がかわいいって元カレが言ってたななんて思い出す。私と誰かを比べた宗久へのお返し。
「ここも好きだろ?」
「ああっ!」
 私の首筋に舌先を移動させながら、宗久の指は秘所へと移動した。いきなりクリトリスを強く触ってきて、その刺激に私は思いきり首をそらしてのけ反っちゃった。でも思いのほかしっかりと腰を固定されていて、直接的すぎる快感を逃がせない。
「やっ、イク。いっちゃう、いっちゃうっ……やめて、ああん、やだっやめて……っ!」
「やめない」
「やっ、なんでっ」
「イカせようと思ってやってるから」
 私は頭を左右に振って他にも自由になる部分でできる限りの抵抗してみたが、宗久は手をゆるめることなく、そこばかり一気に責められて、私はあっという間にイッてしまった。息が上がる。
 宗久は少し身体を起こし、脱力してる私の足を大きく開かせる。
「やだっ! 待って、今……だめ。やばいからっ!」
「うん。大きく腫れてて、真っ赤になっててすげえうまそう」
「もうっ、そういうこと言うのやだってば……」
「食べるよ?」
「きゃっ!」
 敏感になりすぎてるそこを舌先でつつくから、気持ちいいを通り越しておかしくなりそう。宗久は散々そこを舐めて、私を軽く二、三回イかせた。ベッドがぎしりと鳴って、宗久の体温が離れる。瞬時に心細くなるけど、それを言葉にする気力がないくらい放心状態。どこかに手を伸ばしてる気配がして、パッケージを破るビニールの音がした。
「上、乗って」
 返事すらままならないくらいなのに無理な話だと思っていたら、私の身体に力が入らないことを逆手に取って腰を掴んで仰向けに寝た宗久の上に沈まされる。
「ああっ」
「うっわ……桃子の中、やばい……」
「はあ……あ……あ」
 驚くほど的確な場所に乗せられて、また、いとも容易くずぶずぶと私のそこは彼のものを呑み込んでしまった。気持ち良すぎて辛い。意思とは裏腹に泣けてくる。目じりに涙が滲むのがわかる。こういう場面で涙が出るのって本当だったんだ。
「動くよ」
「や、待って」
「無理」
「ああっん」
「すげ、桃子の身体、エロい……エロいし、キレイ。……たまんねっ、うっ」
 入れただけでもそんな状態なのに、宗久は容赦ない強さで突き上げてくるから、私は身体を起こしておくことすらできなくなってきた。宗久に腰を掴まれてなんとか上半身を立てていられる感じ。
「もう、許して……お、ねがい……」
「うん……俺もっ、もう……やばい……から」
 うっすら額に汗を光らせて、顔を歪める宗久を見下ろすのはまた別の快感だけど、今は自分自身がそれどころじゃない。
「あっ、あっ」
「……声、もっと、聞かせて、はあっ」
「あんっ、あんっ」
 大袈裟じゃなくて気を失いそうになる。その寸前に宗久の突き上げが止まって治まった。私はまるで軟体動物のように力が抜けて、宗久の胸の上に崩れた。宗久の呼吸の荒さを身体全体で感じる。
 宗久は抱き留めながらごろりと寝返を打って、自分のものを私の中からずるりと抜きつつ、私をベッドに横たわらせてくれる。ティッシュを何枚も抜き取る音がして、
「え? これ、俺の漏れてねーよな。濡れ方やべーよ。ごめん、桃子、大丈夫だった?」
 私はもうされるがままで、それにちゃんと頷けたかどうかもわからなかった。


 いつものアラーム音が、私の夢を邪魔する。何の夢か覚えてないけど、なんとなくいいところだった気がする。鳴り続ける電子音は私が止める前に鳴り止んで、なんでだろうと夢うつつで考える。
「桃子、起きて。六時だよ」
 聞こえた宗久の声に、私は一瞬で目が覚めた。ぱちりと目が開く。宗久が私を覗き込んでいる。現状が理解できない。
「おはよ。寝起きいいね」
「……おはよう。起きた瞬間、どうして宗久がいるかわからなくてびっくりしたの。私、昨日……」
よく覚えていないけど昨日のエッチは気持ち良すぎた気がする。終わってそのまま寝ちゃったらしい。
「うん、ごめん。無理させた」
 お布団の中、素肌のままで優しく抱きしめられる。温かくて、気持ちいい。ああ、ずっとこうしていたい。一生このままでもいい。私は無意識で宗久の胸を唇でなぞるように顔をスライドさせていた。するとやんわり身体を引かれて、
「身体、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
「今日も仕事なのにマジごめんな。起き上がれそう? いける?」
「え? ……普通に起きれる、よ?」
 なんだかすごく心配されている。動きが緩慢なのは寝起きだからなんだけど。そんなに昨日激しかったっけ? 
 その後も必要以上に宗久に気遣われながら、私はシャワーを浴びて、仕事に行く用意をする。少し身体がだるいけど、それは仕方がないよね。寝るのも遅かったし、エッチしたんだし。しかし、昔より次の日に響くようになってきたなあとエイジングを実感。ちょっとへこむ。
 宗久がいることで何かとイレギュラーな朝はばたばたしちゃって、あっという間に出かけなきゃならない時間になった。
「朝ごはんも食べてもらわずにごめんね」
 最低限のものは作れるなって昨日は頭で段取りしてたはずなんだけど。せっかく家に来てもらったのに何のお構いもしてないからちょっと不本意。
「んなの、いいって」
「それより、桃子は大丈夫?」
「うん、私こそ平気だってば。宗久、仕事間に合う?」
「俺は余裕。いったん家帰れるくらい時間あるから」
 宗久の会社は始業が九時半でうちより三十分遅い。私に合わせて早起きさせてしまった。悪いことをしちゃった。
 いつもの通勤の風景に宗久がいるのは嬉しいけど、もうすぐお別れしなきゃならないから寂しくてつまらない。電車はどれも満員でろくに話もできず、途中の駅で別れる。もう会社休んじゃって宗久ともっと一緒にいたい。平日に会えたり、お泊りできるのは嬉しいけどこの瞬間があるから嫌だ。
 幸せなはずなのに切なくって、逆に元気なくなっちゃった。

  
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